R値の新基準について

R値の新基準について

私たちEXPEDはスリーピングマットの断熱性を示す値R値の計測において、新基準ASTM F3340規格を導入します。

これはEXPEDをはじめとしたアウトドアギアメーカーの仲間たちと規格設定機関ASTMとが共同でスリーピングマットのR値計測を行うものです。
これによりアウトドア愛好家の皆様が、メーカー・ブランド問わず全てのスリーピングマットの断熱性を比較することが可能になりました。

そしてこの新基準はとても光栄なことに、EXPEDとスイス連邦材料試験研究所(EMPA)とが約20年共に行なってきた研究がベースとなっています。

EXPEDは先導的役割を担えたことを誇りに思うと同時に、アウトドアでの睡眠がより良いものになることを楽しみにしています。

R値のテスト方法

テストではスリーピングマットを2枚の特別な測定用プレートの間に挟みます。実際の環境に似せるために1つは冷たい地面、もう1つは温かい人間の体という想定のもと、上下のプレート温度を設定します。そして上側のプレートが一定の温度を維持するのに使用したエネルギーを測定します。この測定されたエネルギー≒断熱性を元にR値(ASTM規格)を決定します。

マットに座る際の衝撃を想定し、60kgの重りを連続的に投下するテストを行っています。